義肢装具メーカーによるフェルト製のデスクマット 柔らかな触り心地に癒される
国内の義肢装具メーカーさんによるデスクマットです。フェルトの柔らかな感触が癒しをくれます。「橋本義肢製作株式会社 フェルト製デスクマット」
手汗対策にデスクマットを買いたい
きっかけは天板の痛み防止
パソコンデスクとして電動スタンディングデスクを使っています。FLEXISPOTさんのE7Bという脚に、木材通販のマルトクショップさんで注文した無垢板の天板(幅1400mm、長さ650mm)を乗せています。
ところが、けっこう手汗をかくため、天板の表面がザラザラしてきました・・・特にマウスを使っている場所。塗装が水に強いウレタンではなく、自然なもののため、剥げてきているのでしょう。そこで、デスクマットを敷くことで劣化を防ごうと考えました。
幅は70~80cmくらいほしい
手汗対策となれば、キーボードの位置だけでなくマウスの位置もカバーしたいので、マットの幅は700~800mmくらい必要です。
キーボード(Logicool KX800 MX Keys)は本体の幅430mmに加えて、左右にスペース50mm程度。マウス(Logicool MX Master 3)は本体の幅84mmだけでなく、稼働スペースとして幅100mmくらいほしい。そうすると、合計でだいたい700mmとなります。
・キーボードのスペース:500mm程度(本体430mm + 左右スペース50mm程度)
・マウスのスペース:200mm程度(本体84mm + 稼働スペース100mm程度)
→ 合計700mm程度
予算は5,000円程度で
予算は5,000円程度としました。私が使う物は、大事に使って長持ちさせることが多いので、高めでもOK。
選んだのは、フェルト製のマット
最終的に選んだのが、こちらのフェルト製のマット。サイズと価格のどちらも期待にピッタリ!サイズは幅830mm、長さ330mm。価格は4,800円でした。
安心の国内メーカー製造
製造・販売しているのは、開設が大正9年という老舗の義肢装具メーカー、橋本義肢製作株式会社さん。義肢を使わない人にも高い技術を知ってほしいとの想いで、新たな分野にも取り組んでいるそうです。
驚きなのが、この商品に使われているフェルトは、義肢装具と同じ素材であること。しかも、製作者も同じだとか。こだわりが詰まってます。使い心地の良さにも納得です。
フェルトは暑くない
フェルト素材の物は持っていないので、どういう特徴か、よくわかっていませんでした。むかーし触った記憶や、素材が羊毛って書いてあるから、毛布のような?夏に使うと暑いんじゃないの?・・・という心配がありました。
そこで、フェルトについて調べたところ、フェルトは通気性や吸水性に優れているとのこと。むしろ夏向きでは!?汗かきさん用ということで、間違いなさそうです。
実際の使い心地は?
肌ざわりは、本当にサラサラ。汗をかいていても、べたつきがないです。ただし、毛なので、少しだけチクチクします。このあたり、好みが分かれそうですね。私はむしろ、そのザラザラな感触を掌で味わって、癒されています。
マウスの反応よし
パソコンと一緒に使うときに気になるのが、マウスがちゃんと反応してくれるか?という点。私が使っているマウス(LogicoolのMX Master 3)は、問題なく反応しています。滑りも引っ掛かりがなく、気持ちよいです。
毛が抜けてきます
ところで、フェルトは使っていると毛が抜けるようです。デスクのうえに、ちらほらと見たことのない毛が・・・。定期的に掃除しましょう。買ってから1ヶ月程度のあいだ使っていますが、多少、抜けただけで、大きな問題はないです。もし毛玉ができたら、糸切バサミで切り取るといいそうです。
掃除のときは、この商品を丸めて横にどかして、ささっとデスクを拭けば終わりです。厚みは5mmですが、きれいに丸まります。ちなみに、最初に配送されるときも丸まっていました。下の写真よりも小さくなっていましたが、クセはまったく付いておらず、心配なしです。
他の商品も探してみた!
大満足なフェルト製のデスクマットですが、買う前にほかの素材の商品も調べていました。よくあるPUレザー製と、高級な本革製です。
PUレザーは水で劣化してしまう
デスクマットを探していると、一番よくあるのがPUレザーと呼ばれる素材の商品です。PUとはポリウレタンの略で、PUレザーは合成皮革の一種です。見た目や手触りが本革に似ていて、とても気持ち良さそう。また、工業的に大量生産しているため、安価に作れるそうです。すでに持っている物にも、この素材のものがありました。
ただ、気を付けないといけないのが、水に触れると劣化すること。汗かきだから買おうと思っているマットが汗で劣化するとなると、とても残念。また、良かれと思って濡れたタオルなどでお手入れすると、余計に劣化させてしまうという・・・。そのため、このPUレザーの商品は、選択肢から外しました。
とはいえ、見た目はカッコいいんですよね~。下の商品はSatechiというデザインが優れているブランドのもの。パソコン関連商品がステキで、最初はこれを買うことも考えていました。ただ、サイズが私の希望には合わないものでした(幅600mm、長さ300mm)。
本革は価格が高すぎる
次に目を付けたのが本革素材の商品。本革と言えば、紳士にふさわしい素材。でも、高級だからお高いんですよね・・・。サラリーマンには、ちょっと贅沢すぎるかな、と感じてしまいます。財布は本革のものを持っていますが、それほど痛まないので長持ちしています。毎日使うデスクマットは、どんな素材でも劣化が早そうなので、あまりにも高級なものは買うのをためらってしまいます。
そんな本革マットですが、下記の商品は、なかなか手ごろなお値段。しかも、赤色なのがカッコいい!東京の下町にあるかばん屋さんが製作しているとあって、安心感も大きいです。ただ、残念ながらサイズが小さいんです(幅460mm、長さ220mm)。マウスの置き場がないんですよね。想定されている用途が物書きなのかもしれません。
他には、文房具で有名な伊東屋さんによる商品もありました。ただし、素材はリサイクルレザーとあるので、本革ではないようです。とはいえ、ドイツの老舗メーカーに特別オーダーした素材だということで、自信のある一品なのでしょう。肌ざわりは本革並みの良さを期待できます。サイズも私にはちょうどよいです(幅820mm、長さ370mm)。これがいいかも・・・でも、価格がやっぱりちょっと高い(価格11,000円)。
といわけで、最終的にフェルト製のデスクマットに決めたのでした。作りよし、使い心地よし、価格良し、の商品です。